こんにちは。クナカです。
フリマアプリは気軽に収入を得ることができる副業のひとつ。
今、フリマアプリを活用して不要品販売をしている人は多いのではないのでしょうか。
「断捨離」という言葉が流行ったこともありましたもんね。
フリマアプリの利用者はどれくらいの収入があるのでしょうか。
また、フリマアプリで得た収益は課税対象になるのでしょうか。
今回は、フリマアプリの利用調査のデータをみながら、利用者の平均収入やトラブルなどについてご紹介。
そして、フリマアプリで得た収益が課税対象となるのかみていきたいと思います。
結論からいうと、「不要品」の販売は譲渡所得であるためいくら売っても非課税となります。
ただし、それは「一過性」のものであれば、です。
副業として継続的に利益を得ることになれば、20万円以上の収益が発生した時点で確定申告の対象となります。
また、給与所得がなくフリマアプリでの販売を本業としている場合は、48万円を超えると確定申告の対象となります。
課税対象となるのかどうかという点については注意する点もありますので、最後までお読みいただけると嬉しいです(^_^)
それではいってみましょう!
フリマアプリって何?今さら聞けない基本中の基本
これからフリマアプリを利用してみようという方のために簡単に解説したいと思います。
フリマアプリ (flea market application) は、オンライン上にてフリーマーケットのように、主に個人間(C to C)による物品の売買を行えるスマートフォン用のアプリ(モバイルアプリケーション)である。
ウィキペディアより
ウィキペディアにはこのような解説がされています。
フリマアプリ登場以前は公園などの広場でフリーマーケットが開催されていました。
そのフリーマーケットがインターネット上で行われていると解釈するとわかりやすいですね。
売り手は不要品を処分するために、買い手は欲しいものを得るために利用する。
売り手と買い手のマッチングを担うのがフリマアプリといえるでしょう。
またこのフリマアプリ、手軽に利用することができるんです。
フリマアプリの大手である「メルカリ」で出品する場合、その工程は下記のようになっています。
- 商品写真を登録する
- 商品の詳細を設定する
- 商品名と説明を入力する
- 配送について設定する
- 販売価格を設定する
- 「出品する」をタッチする
売り手は出品したい商品があれば、この工程に倣って簡単に出品することができます。
そして、買い手はアプリ上に掲載されている商品から自分が求めているものを探しだします。
もちろん、同じ商品が別の出品者から出品されている場合は、値段の比較をすることができます。
同じく売り手も、出品数が少ない商品であれば相場より高値をつけることもできますね。
スマホやPCがあれば売ることも買うこともインターネット上で完結する。
この気軽さが人気を博している理由なのでしょう。
フリマアプリ利用調査からみる利用者の実態
これからフリマアプリを利用しようか検討している人は、どんなアプリが利用されているのかということや、実際の収入ってどうなってるの?なんていうのも気になりますよね(^_^)
どんなトラブルがあるのかも押さえておきたいところ。
そんな利用者の実態についていくつか面白い調査結果がありましたので、そのデータから紐解いていきたいと思います。
利用されているフリマアプリは圧倒的に「メルカリ」!
利用されているフリマアプリの上位はこのようになっています。
2つの調査結果が示しているように、「メルカリ」が圧倒的に多いことがわかります。
メルカリはテレビCMなんかでもよく観ますよね。
あと、クナカの個人的なところでは地元の取引に特化した「ジモティー」なんかも面白いと思っています。
どのフリマアプリで出品しようか悩んでいる人は、とりあえず利用者の多いメルカリで始めてみるのも良さそうです。
利用者が多いということは、買い手も多いということですからね。
月の平均収入は1000円以上5000円未満?
以下のグラフは1年以上フリマアプリを使用している利用者の1ヶ月の平均収入です。
「1000円〜5000未満」が一番多く、その次に「1000円未満」、「5000円以上〜10000万円未満」が続いています。
続いて、「まねーふ」の調査結果をみてみましょう。
月の平均収入がおよそ「1000円以上〜5000円未満」が多いというのは、先ほどの調査と同じ結果です。
でも1回の最高売上が8万ということや、月刊売上の最高額が180万円というのをみると胸が躍りますね笑
そでは利用者はどんなものを売っているのでしょうか。
その詳細は下記のようになっています。
MMD研究所の調査ではマンガなどの本と衣服系が上位を占めていました。
自分の暮らしを考えても不要品として思いつくモノは本や衣服、あとは過去に使っていたゲーム機なんかですね。
不要な衣服や本なんかは、どこの家庭にもありそうです。
もしも、捨てようか迷っている本や衣服をお持ちの方は、この機会にフリマアプリを活用してみてもいいかもしれません。
収入ゲットとなるだけでなく、断捨離にもなって一石二鳥です(^_^)
フリマアプリで出品する際のトラブル
フリマアプリは気軽に活用できるということもあり、利用者が多いためトラブルを経験した人も少なくないようです。
下の円グラフでは半数の人が何らかのトラブルに遭遇しています。
気になるトラブルの内訳は「到着した商品」に関することや、「梱包」に関わるものが多くなっています。
フリマアプリの利用者の多くが、「個人」であることからも、梱包が雑であったり、商品の説明を十分にできていなかったりしてしまうことが少なくないのかもしれません。
国民消費者センターにも下記のような事例が寄せられているようです。
「フリマアプリで出品・発送したブランドバッグを購入者に偽造品だと言われ、商品代金が支払われない」
「フリマアプリで洋服を出品し発送したが、購入者から「商品が届かない」と苦情を受けた」
kokusen.go.jp/news/data/n-20180222_1.htmlより
フリマアプリで出品を考えている人は商品代金が支払われなかったり、商品が届かなかったりするようなことが起こりうることも理解しておくとよいでしょう。
トラブルへの対応策としては下記のことに留意しておくと予防につながります。
- 商品の欠陥部分も含めて写真で提示・説明しておく
- 梱包を丁寧に行うことを意識する
また、メルカリを利用するならば、ヤマト運輸の「らくらくメルカリ便」や日本郵便の「ゆうゆうメルカリ便」などのサービスを利用するのも有効な手立てです。
フリマアプリは個人と個人の取引ということを念頭において、お互いにスッキリした取引ができるように心がけておくと、いらぬトラブルを引き起こすこともなくなるのではないでしょうか。
フリマアプリでの収入は課税対象とはならない!?
結論からいうと、「不要品」の販売であれば譲渡による所得とみなされ、いくら収入を得ようと課税対象にはなりません。
また、「営利目的」と判断されなければ公務員でもフリマアプリの活用は問題ないといえます。
課税対象となるのかどうかということは、所得税の対象とされるかどうか、というところがひとつの分岐点となります。
「生活用動産」として分類されるものの譲渡については国税庁のサイトに下記のような文言がありました。
(1) 生活用動産の譲渡による所得
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3105.htmより
家具、じゅう器、通勤用の自動車、衣服などの生活に通常必要な動産の譲渡による所得です。
ただし、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで、1個又は1組の価額が30万円を超えるものの譲渡による所得は除きます。
つまり、「生活動産(生活に必要な商品)」を処分するために販売し、利益を得たものは所得税の対象とはならず「非課税」となるため、20万円を超えても確定申告は必要ありません。
「生活用動産」には自動車も含まれます。
自動車であれば単価で30万円以上になったとしても課税対象にはならないということです。
ただし、貴金属や骨董品などの単価で30万円を超えるものは課税対象となるので注意が必要です。
さらに、「生活用動産」に分類されるものの中でも、それを継続的に販売して利益を得ている場合は、「営利目的」であると判断されて課税対象となります。
なので、「営利目的」と判断されるような継続的な取引をするのであれば、それは課税対象となるので公務員の方は注意が必要です。
「営利目的」と判断されてしまえば、それは副業とみなされるので、バレた場合は何らかの処分が下されます。
「不要品の処分」なのか「営利目的」なのかという線引きが難しいところですが、基本的には「一過性」のものか「継続性」のものかで判断することが多いようです。
転売やせどりなどそもそも営利目的でフリマアプリを継続的に活用している人なんかは確定申告が必要となりますが、副業として行っているか、本業として行っているかで、確定申告が必要な金額が違います。
- 副業で行っている人は、【20万円以上】
- 他に給与所得がなくフリマアプリでの販売が本業となっている人は、【48万円以上】
の収益が出た場合に確定申告が必要となります。
税理士法人サム・ライズのサイトにも詳細があるのでご参照ください。
気軽に活用できるフリマアプリ。
だからこそ、お小遣い稼ぎのつもりで始めると課税への意識がおざなりになってしまいます。
本当に「不要品」を処分するための販売であればいいのですが、継続的に営利目的を持って使用している場合には、その収益が課税対象となることを知っておくことが大切ですね(^_^)
まとめ
いかがでしたか?
もう身近にあるといっても過言ではないフリマアプリ。
不要品は捨てるのではなく販売する時代になっているようです。
副業として考えるなら、ポイントサイトと同じくらい気軽に取り組めるもののひとつですね。
給与以外の手段で収入を得るという経験は副業ビギナーには大切です。
とはいえ、副業として継続性を持たせるのではれば、利益が20万円を超えると確定申告の対象となるので注意が必要です。
まずは、不要品の処分を兼ねて、収入を得る経験を積むという意識でフリマアプリを活用してもよいのではないでしょうか。
断捨離にもなって一石二鳥です(^_^)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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